山中伊知郎「お笑いライヴを行く!」

決めつけはろくなことにならない
テレビでニュースを見ていると、犯罪を犯す人物像として、独身高齢男性だの、社会に何の責任も持たない「無敵の人」だの、いろんな言葉が飛び交っている。どうも、テレビ局なのか、社会全体なのかわからないが、やたらと、今の犯罪者を、大きな一つのワクにはめたがっている匂いがプンプンとしてくる。
 定職がなかったり、引きこもりだったりして、社会との関係が薄い、あるいは格差社会の底辺にいる、それで社会に対するうっ積が爆発して犯罪に走る、みたいな。
 ちょうど西洋医学を勉強した精神科のお医者さんが、気分が沈みがちだとやってきた患者に「うつ病」と病名をくっつけて、その「うつ病」というワクの中で処置して一安心してるのに似ている。
 違うんじゃないかな。人間なんて一人一人、ぜんぜん別なわけで、社会的な責任を背負っていても犯罪に走るヤツはいるだろうし、社会的な責任がなくてもそうじゃない人間もたくさんいるだろう。
 安易な決めつけは、ちょうど多くの医者が強引に「うつ病」を治そうと、重度の患者にも軽度の患者にも抗うつ剤を大量に投与して薬漬けの悲劇を生んだように、ろくなことにならないような気がする。


コメント

みんな「自分とは違うから自分は犯罪はしない」と思い込みたいのですよ。
塩谷素彦
(2014-07-21 16:24)

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